
加藤 淳子
娘の話。
更新日:2020年7月27日
娘は、知的障がいがあります。
阪神淡路大震災のあの日、あの時に525グラムで
生まれました。
今年25歳ですが、生まれた時に助からないか、助かっても重い障害が残るかもしれないと
言われまして、初めての子どもだったので「もう助かってくれれば障害が残ってもいい」
と、お医者さんに懇願いたしました。
また、超未熟児でしたので、長い間自分を責めました。
25年、育ててきて、知的障がいはありますが我が家はそれが当たり前です。
これまで、もちろん色んなことがありました。
どうしても、弱い立場の子どもがいると親は守ろうとします。
学校の先生や、行政の言葉に言われて当然の言葉かもしれないけれど、
傷ついたりしました。
もう少し、配慮が欲しかった・・・と思う事がありました。
(手帳の最後の判定で、障がいの重さが下がり、「娘さんの障がいはもう、良くなるこはありません。」と告げられたことは今でも忘れられない・・・。
障がい者を取り巻く環境は、娘が小さかった頃よりは良くなったと思います。
けれど、娘を通して見る社会はまだまだです。そのように感じる親御さんも多いのではないでしょうか。
娘の世界は小さいです。
出かけたり、買い物をしたり、食事の仕度も、電話に出ることも、ひとりでできません。
でも、せっかく生まれてきたのだから
色んな経験をして、世界を広げてやりたい。
娘が、笑っている顔を見ていたい。
障がい者の方が、社会で自立していけるように。
安心して、親亡き後(最近話題です~)を信頼できる人に託せるように。
障がい者の取り巻く環境を、私自身感じたり、こんな事がありました~。
なんて、書きたいと思います。
よろしくお願いいたします。